「時分に向き合い、
    時分を切り取る。」

職人インタビュー

職人インタビュー
「時分に向き合い、時分を切り取る。」

川津工芸川津 登Noboru Kawatsu

1959年 富山県高岡市生まれ。
二十歳から父に師事し、着色技術を習得し、 42年間、高岡銅器・仏具のスプレーガン塗装を手掛ける。 初期は仏具関連の金属塗装がメインで、顧客より指定された色を塗装していた。 その後、建材塗装にも携わる。
10年ほど前より、独自の色調を開発し、従来の顧客指定の色から、顧客に独自提案の 色調を出し、それが多くの顧客から受け入れられる。
近年では顧客より色調の相談を受け、独自の調色技術で要望に応えている。

HISTORYこれまで

高岡の地場産業である高岡銅器・高岡仏具の塗装を起源として、時代の変化により建材の部品や精密機械の部品などの塗装も行うようになった。ただ用途が変化しても高岡銅器・仏具で培われた技術は他の分野でも生きている。塗装と一口に言ってもメッキや黒染め、塗料等を使用し、使用する道具もスプレーや筆等を使い手作業でやっている。日々このような手作業の中で要望される色を出し、提供することに努めている。

FUTUREこれから

「なにかイメージしていただければいい。 これはなんですかと聞くんじゃなくて、その方が観て思ったイマジネーションで自分を育んでいただく。1人1人が何か感じとってもらえばそれでいい。」美学とは人から言われて感じるものではないと語る川津。
時代に向き合い、時分を切り取る。塗装やメッキなどの着色を専門としている。昔は古代色という暗く年季の入った色だったが、最近は明るい色になった。女性の要望や若い人にも親しみやすい色になったという。
川津はそういう意味では時代が少しずつ変わってきたと感じている。自分の知らない世界にはヒントが無限にある。これで終わりではない。色々な世界からヒントを得て吸収していきたい。 誰かが言っていた言葉「もうだめだじゃなく、まだ駄目だ」を胸に刻む川津。まだまだ成長し続ける川津に期待が膨らむ。


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