「空と現を紛らかす。」

職人インタビュー

職人インタビュー
「空と現を紛らかす。」

迅福堂尾崎 迅Hayate Ozaki

1982年大阪生まれ。
金沢美術工芸大学工芸科鋳金専攻卒業後、縁があり富山市高岡市に移住。鋳造メーカー勤務を経て2014年に独立する。
高岡クラフトコンペティション ファクトリーグランプリなど様々な賞を取り、様々な展覧会に参加。またLEXUS NEW TAKUMI PROJECT 2018に選ばれるなど注目を集めている。

HISTORYこれまで

400年の伝統に培われ、高度な鋳造技術が集積する町、富山県高岡市。
尾崎迅はこの歴史ある金工のまちで作家と職人の2つの顔を持ち、仕上げの工程である研磨の技術を師から受け継いだ。職人としては研磨師の顔を持ち、膨大な数の道具や研磨剤を使い分けて磨くことで鏡面やマットなど様々な表情を自由自在に引き出す。
作家としてはデザイン、原型製作も自ら行う。また、職人として普段から金属を扱うため素材への造詣も深く、知識と感性により生み出される作品は独自の存在感を放つ。

FUTUREこれから

何千年も朽ちずに残る、人の時間軸では捉えきれない素材の面白さに惹かれ、職人の世界に飛び込んだ尾崎。
知らない事に触れる事が好きで、同じ金属加工をしていても、その都度新しい発見があるように作品を作っているという。尾崎は作品を作る際、事前の計画を綿密に練る。スケッチを詰めて自分の中で具体的なイメージが出来るまで立体にはしない。作品を作る上で尾崎は「そういう特性を持つものに置き換える作業だと思っている。どういう事柄・物事、モチーフを、長く残る銅合金に換える事に意味があるのか。そこを意識して作りたい。」と語る。
今は「自然の情景を、自分のフィルターを通して、長いライフサイクルに替える事」をテーマにして作品を作っている。今後も金属を触り続けるようにしたいが、それもどうなるか分からないと思う尾崎。
学生時代に関わった人達とのやり取りと現在を照らし合わせながら未来に進む。尾崎の新たな可能性を示唆する作品創りが楽しみだ。


PRODUCTS製品

  • かんばせ 脈